空撮の様子

飛行風景空撮を行う際の基本的な撮影スタイルを紹介します。

上の写真、AはUAV、いわゆる無線操縦のマルチコプターですね。写真では小さく見えていますが結構な大きさがあります。初めて実物の飛行を目にする方は、近くに寄るのは怖いと感じると思います。撮影の際にはそういった配慮も必要になってきます。

Bは操縦者です。手元には14chの送信機(プロポ)を持っています。飛行のメインは、上昇下降、左右旋回、前後移動、左右移動の4chですが、GPSモードを切り替えたり脚を収納したりで、結構使っています。安定した飛行のためには体勢も大事な要素のようで、ほぼ必ず仁王立ちのスタイルになっているようです。

Cはプレビューモニターです。UAVに搭載しているカメラの映像を一緒に搭載しているトランスミッターで伝送し、受信・モニタリングします。いざという時には動力用のバッテリーを使って駆動出来るようにしています。

Dはカメラコントロール用のプロポです。この写真はひとりでのテストフライトの様子ですが、通常は二名体制での運用でもう一名がこのプロポでカメラの制御をします。操作を分担することで、希望するカメラワークの難易度を劇的に下げることができます。難しい操作もできるように訓練は重ねていますが、現場では「簡単な操作を確実に行う段取り」が重要になります。

Eは動力用のバッテリーです。非常にパワーがあるタイプのバッテリーですので、取り扱いにはそれなりの配慮が必要です。黒い入れ物に入っているのがわかると思いますが、耐火性のセーフティーバッグに入れて保管しています。取り扱いを誤ると激しい発火の恐れもあり慎重な扱いを心がけていますが、性能も良く正しく使う分にはとても扱いやすいバッテリーです。

このような装備で飛ばしているとお声がけいただくことも多くて、とくに男性は興味を持っていただけるのかいろいろ質問をいただきます。もしどこかで見かけることがあれば是非お声がけください。よろしくお願いします。